詩集『着雪する小葉となって』

2021.11.3

着雪する小葉となって

見知らぬ地のたどり着きかたを知らず知らずふるまいにしながら

『着雪する小葉となって』(思潮社、2021年11月3日発行)

装画・大平高之
造本・山元伸子
編集・藤井一乃

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新しい地に移り住んだ今年の春先から初夏にかけて、山陰の季節の移ろいを感じながら、一方では、民主主義の根幹がゆるがせとなっている現状にあって、この秋の衆院選の行方を案じつつ、もう一方では、見知らぬ地に降り立った恍惚と不安とで、たがが外れたようにあふれる心象を汲むようにたどるようになぞるように書いた八篇の連作詩を中心に編んでいます。
その八篇は四月末から五月にかけて集中的に書いたのですが、まとまった連作詩としてみたとき、この数年間に沖縄で書き、紙誌などで発表しながら詩集未収録のままだった三篇(これも一まとまりと思える詩群で、連作と呼びうる共通のテーマ性を持つもの)を思い浮かべました。
そして、これら二つの連作に、一本貫く芯があるのを感じたとき、この詩集の姿がたちあがってきました。

(四六変型。84p。詩11篇を収録)

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尚、Le phare poétiqueより特装版(フランス装・スリープケース入)限定100部を11月頃発売予定です