「季刊サルビア」vol.31に、連載エッセイ「沖縄すたこら日記」第10回を寄稿しました。
沖縄県立図書館には、山之口貘さんの自筆推敲原稿が収められています。今回は、その推敲原稿を撮影させていただきました。大好きな「兄貴の手紙」の生原稿を目にすることができて、いつまでも見つめていたい気持ちを覚えました。
貘さんの展覧会を、書肆サイコロさん(東京・高円寺)でします。
貘展
12.7(土)〜12.16(月)
13:00〜19:00 12.9(月)はお休み
貘さんの自筆原稿や愛用の旅かばん、あの芭蕉布などを展示します。
また、素晴らしい作家さんたちが、貘さんをテーマに作品を展示します。
そして、ミミコこと、貘さんのご長女泉さんのトークや、朗読会、ライブも。
白井は貘さんについての冊子を展示頒布するつもりです。
詳しくは、こんな夢のような展覧会の企画を快く受けとめて、かなえてくれた、書肆サイコロさんのホームページへ
「現代詩手帖」11月号の山之口貘特集に、貘さんのご長女泉さんと、詩人の井川博年さんとお話した先日の対談が掲載されています。
また貘さんの詩「桃の花」から思いを起こし、万葉集の歌や南島歌謡へと考えを馳せていく試論「心と言葉のありかた 山之口貘の詩と南島歌謡試論」を寄せています。
ぜひご高覧下さい。
白井が古今東西全世界でもっとも敬愛する詩人は、貘さんと貞久さんなのですけれども、その貘さん!の全集刊行を記念して、トークイベントが開かれることになりました。
そして、貘さんの愛娘ミミコこと、山之口泉さんと、詩人の井川博年さんとご一緒に、白井もお話をさせていただけることになりました。
とても光栄な……光栄至極なことです……。どうかぜひお運び下さい。
山之口貘を大いに語る
『山之口貘全集』全集刊行記念・生誕110年、没後50年トークイベント
2013年9月29日(日)15時(開場14時半)
出演:山之口泉、井川博年、白井明大
会場:東京堂書店神田神保町店6F東京堂ホール
お申し込み・お問い合わせ:03-3291-5181(同店)
料金=800円(1ドリンク付)
詳しくはこちらへ。
めずらしく、今月後半から来月前半はイベント続きです。
8.28水 読谷・水円 水の音楽に合わせて詩をよみます
8.31土 浦添・Bookish 貘さんの詩をよみます
9.14土 大阪市立阿倍野市民学習センター 十五夜のお話をします
9.16月 キッズプラザ大阪 MAYAさんとワークショップします
読谷の素敵なパン屋さんでのイベントです。
第一部:ワークショップ「みみをすます at 水円」16:30〜(1時間程度)
音の案内人:津田貴司
簡単なガイダンスの後、「水円」さんの近くの木陰で音を聴く 静けさを聴く みみをすますという3つの意識状態をガイドする予定です。いつもの散歩道も、注意してみみをすますと、驚くほど豊かな音の風景が広がります。
どなたでもご参加いただけますが、野外でのワークショップですので、各自で水筒や日除け、虫除け等のご用意をお願いいたします。
第二部:音とことばのひととき「水の縁辺」18:00〜(1時間程度)
朗読:白井明大(詩人) 音:津田貴司(サウンドアーティスト)
「水円」さんに戻り歓談ののち、詩人・白井明大による朗読と、サウンドアーティスト・津田貴司の音のコラボレーション「水の縁辺」を行います。夕暮れと解け合う音とことばの世界をお楽しみください。
開催日:8月28日(水)
時間:16:30〜
場所:パン屋 水円
904-0301 沖縄県中頭郡読谷村座喜味367
tel 098-958-3239
(お店につながらないときはこちらへ)090-8936-0615
料金:2000円+ドリンク1オーダー
貘さんこと、山之口貘の詩のリーディングライブを沖縄でやります。
生誕110周年 没後50年
山之口貘にささげるリーディングライブ
「まるい地球をながめているのである」
2013年8月31日(土)18:30open/19:00start
Book Cafe Bookish
沖縄県浦添市前田2-20-16 2F
tel 098-879-7282
http://bookishnohon.ti-da.net/
朗読:白井明大(詩人)
音:津田貴司(サウンドアーティスト)
書籍協力:市場の古本屋 ウララ
入場料:1500yen
「現代詩手帖」2013年3月号のリレー連載「詩を生きる地」に、「島を、いまを、詩を見つめる途上(2) 地から離れる」を寄稿しました。二年前、東京から沖縄へ移るに際して思ったこと、移住以後に思い考えたことについて書いています。
「季刊サルビア」vol.28に、連載エッセイ「沖縄すたこら日記」第7回を寄稿しました。今回は読谷村へ。水円というパンごはんのお店と、大嶺實清さんの陶芸工房のことを書きました。
*また毎月配信のメルマガ「サルビア通信」に「沖縄すたこら、旅の空日記」を寄せています。今回は、島で見かける野花のことをすこし。
和の暮らしの雑誌「YUCARI」(マガジンハウス)の1月20日発売号に、連載コラム「旧暦のある暮らし」第2回を寄稿しました。桃の節句のことなど書いています。
「現代詩手帖」でリレー連載されている「詩を生きる地」というコーナーで、2月号から4月号まで3回エッセイを寄稿します。
「島を、いまを、詩を見つめる途上」と題して、東京を離れ、沖縄で、また旅先で感じたこと、いま思うことなどを書いています。
2月号掲載の第1回は「二つの遠さ」
どうぞご一読下さい。
旧暦のある暮らし展 二〇一三
2013.1.18(金)-1.23(水) フラスコ(東京)
日本の七十二候を楽しむ -旧暦のある暮らし-
2013.2.1(金)-2.24(日) phteah(大阪)
大阪のカフェギャラリーphteahさんに、
『日本の七十二候を楽しむ -旧暦のある暮らし-』の展覧会を
企画していただきました。
日本の七十二候を楽しむ -旧暦のある暮らし-
2013.2.1(金)-2.24(日) 12:00-20:00 月火水休み
cafe gallery phteah
池田市菅原町10-8 tel 072-737-5326
2.3(土)18:00 旧暦のおはなし会+キャンドルナイト
お話:白井明大 灯:大西巧(大與)
白井明大(詩)、玩具ロードワークス(琉球張り子)、須藤拓也(器)
大與(和ろうそく)、手染メ屋(染)、當麻妙(写真)
白井は、旧暦の本や七十二候のカレンダー、詩集などを出展する予定です。
関西方面での初の展覧会です。どうぞよろしくお願いいたします。
暮らしの先々
いつか来た道は海の道
見知らない土地に辿り着き
はじめての暮らしがいまへ続く
(祈りの火熾して 草の色染めて)
春夏秋冬 めぐる月日に
もたらされる実りは
(紙のよりしろ 土のたなごころ)
誰かだけのものでなく
誰のためでもあるように
(願いの雨降れ 歌の風吹け)