詩画集ができました。絵はカシワイさん。カシワイさんの絵の世界と出会えて、この本が生まれ得たと言っても過言ではありません。これらの詩のかたわれのような絵に感じています。大切。
そして詩は、この本の中のもっとも最初の詩は、「君を想う」です。ほかにも「夕明かり」「ごめんの約束」など、アーリー(?)無名小説ファンのみなさま(友だち?)が前に見たことあったかもな詩を収録しています。
ずっと、いつか本に収めたい、と思ってきた詩がありました。でも、これまでの詩集には入れてきませんでした。それらの詩には、それに合った本を、と時期を待ちながら、温めていました。
でも、じっさい、もうたくさんたまったかな、と思って、しまっておいた詩たちを数えたところ、数が足りないことに気づきました。なので、新たに書き上げた詩が、この本の半分ほどを占めています。
詩をもとに生まれた絵も、絵をもとに生まれた詩も、両方入っています。「ふるえる惑星」以降のラスト5篇はすべて書き下ろし。カシワイさんの絵から想を得て書いた短編も入っています。
どうか、読んでやってください。とてもとてもとても、いまもここを見に来てくれてるキトクナヒトに、ずっと前から、読んでほしかった、ようやくできあがった詩画集なんです。
詩画集『いまきみがきみであることを』
詩・白井明大 画・カシワイ 装丁:成原亜美 書肆侃侃房発行
「Le phare poétique」(ル ファール ポエティーク)のサイト更新をしました。
11月から試験配信のオンラインラジオをはじめています。声を録音して、ネットに発信するというのは、いままでにない経験です。誰が、いつ、どこで聞いているのかわかりません。でも、このわからなさは、元々このホームページをはじめた頃の感覚と同じです。なつかしいな、こういう感じ、いいな、と思いながら(自己満足)、月に2回ほど(5日と20日)配信しています。
「livre」というコーナーで、新しい2冊の詩の本の紹介をしています。そのうちの1冊は明日発売になります。この「無名小説」をはじめた最初の年の12月に書いた詩「君を想う」も収録しています。その本のことは、明日あらためて。
トップページとradioのページの絵を、カシワイさんが描いてくださいました。見ていると、何か心にたちのぼってくるような、それが何なのか、少し懐かしいような、遠くせつないような、そんな絵に思えます。
なぜ、新たにこの活動をはじめたのか、「à propos」というページに書いています。このいまの状況で、言葉を、声を、誰かへと、どんなふうに届けたいだろう。その問いが夏頃に生まれて、少しすこし形になっていきました。
ぽつりぽつり更新していくと思います。時々、いらしてくれたらうれしいです。
「Le phare poétique」(ル ファール ポエティーク)というホームページを新たに立ち上げました。意味は、詩の灯台通信。
今年このようなcovid-19のパンデミックという状況になり、人と人との距離が隔てられているとき、詩を、言葉を介して、誰にともなく誰かの許へ、何かを届けられたら、と。
いまつくっている詩集と、オンラインの発信とをひとつにすることで、隔たった距離をこえて(もともと本というのは、距離も時間もこえるものですし)言葉と声を発信していきたいと思います。
まだ試験通信のような段階ですが、11月、12月、と徐々に内容を充実させていく予定です。
このたび『日本の七十二候を楽しむ ─旧暦のある暮らし─ 増補新装版』をKADOKAWAより上梓しました。
カバーや表紙のデザインも新しく、本文にも加筆などしています。そして巻末には、有賀さんの描き下ろしの挿画とともに、二十四節気や七十二候について、コラムというか、旧暦よもやま話的な文章を、絵と合わせて20ページ書き加えています。
絵の有賀一広さん、装丁の辻祥江さん、編集の安田沙絵さんに心より感謝いたします。ようやく、ようやく、できあがりました。
こどもの頃に歌った歌は何ですか? いまの季節に、ふっと口ずさむ童謡やわらべうたはありますか? ぼくは夕暮れの空に星を見つけたとき、「いちばんぼーしー みーつけたー」といまでも心の中で歌うことがあります。
二十四節気の季節に沿った童謡やわらべうたを紹介しつつ、エッセイを添えた本ができました。絵は辻恵子さん、付録CDの歌は村松稔之さん、装丁は辻祥江さん。『歌声は贈りもの こどもと歌う春夏秋冬』福音館書店より。
23人の詩人が輪番制で1年間、1日1日を綴っていくリレー連載「空気の日記」が、スパイラルのwebマガジン「SPINNER」にて始まりました。
白井は4/4(土)のできごとを書いています。その日にあったことを24時までに編集部に送り、翌日午前中までにアップする、という大急ぎの言葉のリレーのような企画です。
まだ、この状況は、始まったばかりなのだと思います。
急の船出のように始まった企画ですが、詩人23人が輪番で書き継いでいく定点観測の試みが、誰かにとって、灯台の明かりになれますように。
こちらです→空気の日記
「天然生活」webにて、詩と写真の連載「二十四節気ことのはノート」第5回がアップされました。写真は當麻妙。
こちらです→清明│二十四節気ことのはノート
第5回の清明は、春ののどかな波、春濤に寄せて「波間の虹」という詩を。
「琉球新報」2020年3月24日付に、詩の時評を寄稿しました。
「天然生活」webにて、詩と写真の連載「二十四節気ことのはノート」第4回がアップされました。写真は當麻妙。
こちらです→春分│二十四節気ことのはノート
第4回の春分は、咲くことを笑うともいった漢字の由来にちなんで「笑う」という詩を。
「天然生活」webにて、詩と写真の連載「二十四節気ことのはノート」第3回がアップされました。写真は當麻妙。
こちらです→啓蟄│二十四節気ことのはノート
第3回の啓蟄は、青々と萌える、春青むという季語に寄せて「草が青い」という詩を。
月刊絵本「こどものとも」の付録冊子にて、3年間続いた連載「季節のうたごよみ」がとうとう最終回を迎えました。
子育てのこと、自分自身のこどもの頃のことなどを書き綴ってきました。3年の時間の中で、子が育っていく現実の時間も並走していました。
最終回は、娘が小学校を卒業する日の朝のことを。
連載の挿画を担当してくださったカシワイさん、編集担当の満名さんに、心よりお礼を申し上げます。
カシワイさんの挿画はこちらに→kfkx│works
「天然生活」webにて、詩と写真の連載「二十四節気ことのはノート」第2回がアップされました。写真は當麻妙。
こちらです→雨水│二十四節気ことのはノート
第2回の雨水は、雪どけの泥んこ、春泥に寄せて「ぬかるみちを歩く」という詩を。
「琉球新報」2020年2月16日付の読書欄で『歌声は贈りもの こどもと歌う春夏秋冬』についてのインタビューが掲載されました。
三月一日に、七草さん(東京・駒場東大前)で
「詩と料理の夕べ」第3回、桃の節句の会を催します。
現状に鑑みて延期となりました
七草の前沢リカさんは
旬の野菜や乾物を中心とした
一口するとからだにおいしさが
沁み渡るようなごはんをいただける、
大好きな和食のお店です。
そんな七草さんで、
また詩と料理の催しを開くことになりました。
桃の節句にどうぞお越しください。
当日は、2/27発売予定の
新刊『日本の七十二候を楽しむ ─旧暦のある暮らし─ 増補新装版』
(文・白井明大 絵・有賀一広 角川書店)も販売いたします。
日時:2020年3月1日(日)
16時30分開場/17時開始
会場:七草
(渋谷区富ヶ谷2-22-5 03-3460-7793)
参加費:お一人様 7000円
*季節のお料理・お飲み物をご用意いたします。
*当日は立食となります。
お申込み
nanakusa0831@gmail.comあてに
◎お名前
◎連絡がつくお電話番号
◎参加人数
*本のご予約も承ります。ご希望の方はお知らせください。
上記お書き添えの上、お申込みください。
皆さまのご参加、心よりお待ち申し上げます。
以下、七草さんからのご案内です。
七草さんのホームページ
3/2の月曜日の夜、原宿のカフェ シーモアグラスさんで、てくてく詩のワークショップをします。詩を書くのが初めて、という方も大歓迎です。
ところで、カレーと詩って、とっても合うんです。シーモアさんのおいしいカレーが大好きです
ワークショップの日は、イラストレーター さわさんの個展も開催中です。どうぞ、詩も、絵も、おいしいお飲み物やごはんなども、ご一緒にお楽しみいただけたら幸いです。
3/2日(月) 19:00-20:30 /op 18:30
2000円+1d
seemoreglass.info@gmail.com(3/2:お名前:人数:ご連絡先を)まで。
「天然生活」webにて、詩と写真の連載「二十四節気ことのはノート」がはじまりました。二十四節気それぞれの季節の詩と季節の言葉を担当します。写真は當麻妙。
こちらです→立春│二十四節気ことのはノート
第1回の立春は、初めて耳にする鶯の声、初音に寄せて「初まりの音」という詩を。
月刊絵本「こどものとも」の付録冊子にて、「季節のうたごよみ」2月が掲載されました。
今回は、バレンタインの話です。小中学校あわせて9年間に1度だけ、小学1年生のときにチョコレートをもらった時のこと。
挿画を担当するカシワイさんの挿画はこちらに→kfkx│works
鳥取県米子市皆生温泉に「ちいさいおうち」という、こどものための居場所があります。その「ちいさいおうち」に1週間滞在して、詩を書いたり、ワークショップやお話会をしたりしてきました。
元気なこどもに囲まれて過ごす怒涛の1週間でした。
そのときに書いた「ゴジラとかく」という詩が、後日ちいさいおうちで展示されました。子らと過ごす時間があればこそできあがった詩です。いつかこども向けの詩集に収められたら、と夢がひとつできました。
こちらで詩をよめます→白井のfacebook
「天然生活」2020年3月号の特集"日記の愉しみ"でインタビュー記事が掲載されました。
「天然生活」webで、ロングバージョンが掲載されています。
こちらです→「自分に向き合う日記の愉しみ」
使っている日記の写真も、というお話だったので、お見せしてもよさそうな(比較的…汗)ページを開いて、當麻に撮ってもらったものを送ったのですが……見本が届いて見てみたら、ああ、日記の中身を全開しているのはぼく一人でした。いやはや。
なにこれアラビア文字?とかよく言われる走り書きの自筆ですが、こんな感じでいつも書いてます。
福音館書店発行のフリーペーパー「あのね」1月号に、新刊『歌声は贈りもの』についてのエッセイを寄せました。娘がまだ幼かった頃の冬の日、へんてこ子守唄を即興で歌っては寝かしつけに苦労した思い出を綴っています。
福音館さんのwebサイト「ふくふく本棚」にて、エッセイが転載されています。よかったらご一読ください。
こちらです→ふくふく本棚
月刊絵本「こどものとも」の付録冊子にて、「季節のうたごよみ」1月が掲載されました。
今回のテーマは、風邪の神。子は小さい頃、かぜをひいたときにお薬を飲むのをいやがっていやがって大変でした。。という思い出です。
挿画を担当するカシワイさんの挿画はこちらに→kfkx│works