おかげさまで、フラスコさんでのお正月展も六回目を迎えます。
今回は、新詩集『生きようと生きるほうへ』(思潮社)と、旧暦にまつわる新刊『旬を楽しむ 日めくり七十二候』(文春文庫)の刊行を記念して開催します。
素敵なものづくりの作家さんたちの作品とともに、実際の本づくりに用いた挿画の原画や写真を展示・販売いたします。ぜひお運びください。
展示
角俊弥(木工)
嘉瑞工房(活版印刷)
川原真由美(絵)
樹ノ音工房(陶芸)
白井明大(詩)
大與(和ろうそく)
辻祥江(装幀)
當麻妙(写真)
美篶堂(手製本)
*敬称略・五十音順
2016年1月15日(金)〜1月19日(火)
12時〜19時(最終日は17時まで)
ギャラリートーク
1月16日(土)18時〜 参加費1000円
白井明大×川原真由美
フラスコ
東京都新宿区神楽坂6-16 tel 03-3260-9055
文春文庫から書き下ろしで『旬を楽しむ 日めくり七十二候』という、文庫本ができました。挿画は、イラストレーターの川原真由美さんが、装幀は辻祥江さんが手がけてくださっています。一月一日から十二月三十一日まで、その日にちなんだしきたりや言い習わし、季節のことや風物のこと、旬のおいしいもののことなどを、一日一話形式で書いています。ぜひぜひお手にとってごらんください。
拙著『生きようと生きるほうへ』の書評が掲載されました。
本が読者と出会えるきっかけの場に。ありがたく、うれしいことです。
・東京新聞 2015年9月5日夕刊 詩の月評
・詩とファンタジー 2015年 秋染号 書評
・現代詩手帖 2015年10月号 詩書月評
・早稲田文学 2015年冬号 移動をめぐるブックガイド
・沖縄タイムス 2015年11月21日 読書/話題本題
・琉球新報 2015年11月22日 読書
新詩集『生きようと生きるほうへ』のサイトを開設しました。
収録している詩など掲載しています。
どうぞご覧ください。→link
詩集『生きようと生きるほうへ』を上梓いたしました。
まだ、自分が何を書いたのか、よく分かりません。
ただ詩を差し出し、願わくば読んでいただけたら幸いです。
現代詩手帖8月号の特集「戦後70年、痛みのアーカイヴ──いまを生きるために」に、論考「沖縄を生きるとは何か ─〈人間であるあなた〉の世界で─」を発表しました。
新詩集が今月末にできあがることになりました。
沖縄へ震災移住した日々を題材に。
『生きようと生きるほうへ』というタイトルで、思潮社から上梓します。
7月25日の土曜日に、神保町の平安工房さんで
詩集出版記念の会を催します。
白井が詩の話をしたり、詩のリーディングをしたりします。
7/25(土)午後7時〜午後8時半
平安工房(東京・神保町)
入場料1500円(飲み物付き)
新詩集、初売りします。
会場こちらです。
平安工房HP
様々な困難が、この数年のうちにどっと湧いてくるようなそんな時間が続いていますが、それはこれまでの続きである面と、ある一時点を境に生じた面と、両方あるように感じています。
住んでいる地域によって、自分の置かれている状況によって、そのほか様々なことによって、そうした出来事の意味も受け止め方もまるで違ってしまう。それに当惑していたはずが、いつのまにか、どうしたらいいかは分からないのにその状況に慣れてしまってもいる気がします。
この四年の間、いろいろなところへ行って、見て、感じて、それでいてまた島にこもって、そのくり返しで時を過ごしてきました。
いまの自分にできることは、書いた詩を差し出すこと、それだけです。
これを誰かに差し出せたらと、それをいま願います。
現代詩手帖3月号の特集「いま、ここで、詩を語ること──戦後70年、阪神大震災から20年、東日本大震災から4年」に、詩「(ティナ/サガリバナ)」を発表しました。
連作詩“まき散らされたもの”のうちの一篇です。ティナは南島系の睡蓮、サガリバナは沖縄本島をおよその北限とする南の花。昨夏「星座」に発表した「(かたばみ)」も同連作詩のひとつです。
『季刊サルビア』vol.36に、連載エッセイ「沖縄すたこら日記」第15回が掲載されています。
今回は、冬至の日にioncaさんで開いたお話会のことを。青森の縄文遺跡で知った樹齢150年の栗の木の話や、これからの未来に何を思い描いていこうか、ということについて書いています。
よかったら。
3/1(日)にioncaさんで季節のお話会をしてきました。
今回は桃の節句の間近だったので、浜下りや踏青のこと、曲水の宴や禊のならわしのこと、それからおひなさまの由来をちょこっと。そんな話から入りました。あとは思いつくまま、季節のあれこれを喋っていた気がします。旧正月だったから、満月と正月の話なんかもしたり。
西島尚美さんのおいしいロースイーツをいただきながら、夜もioncaさんでホームパーティを楽しんできました。あとフラ!みんなすぅごく素敵でした!!
朝日新聞2015.2.8(日)、朝日俳壇歌壇の「うたをよむ」というコーナーに「七十二候と味わう句」という一文を寄稿しました。
七十二候と季語というお題をいただいていたので、ちょうどこの時期だった、立春の東風凍を解くの候にまつわる句を引きながら書きました。
『七十二候の見つけかた 旧暦と自然によりそう暮らし』
(白井明大 飛鳥新社刊 1300円)
このエッセイ集は、ごくあたりまえの季節の話を拾い集めたものです。
無名小説のホムペを以前から見にきてくれてるひとはご存じかと思いますが、毎年作っているあの七十二候カレンダーを作りはじめたばかりのころなんて(2007年の暮れ)、それより以前からホムペをはじめたころからずうううっと、バタバタと雑事に追われて、まったく季節感のない生活をしていました。
それがだんだん七十二候のことを知っていくうちに、そして貞久秀紀さんの影響で写生句について考えるようになったり、沖縄で暮らし出してぽか〜んと日がな一日ぼんやり過ごしたりするようになって……じつはいまの暮らしのなかにも、ほんのすぐ目の前に、ちゃんと季節のうつろいが、自然の兆しが、ありありと息づいていることに気がついていきました。
せわしなく過ぎ去っていく日々にふと立ちどまったとき、たまたま目の前に現われた一瞬の情景を味わうよろこび……とかそんなようなもののことなど綴っています(あと、カメラだの万年筆だの、趣味とも仕事道具ともつかない物々についても書いてます)。
おひまなときに、ぱらりぱらりと読んでくれたら、もうそれが何よりです。
不思議なものたちが彩る装画や挿絵は福田利之さん、丁寧で心のこもった装幀は名久井直子さんが手がけてくださいました。どうもありがとうございます。
「テーブルごしに話しかけてくる」という詩を『詩とファンタジー』2015年冬実号に発表しました。キューピーぽえむというページです。
素敵な挿画を、イラストレーターの君野可代子さんが描いてくださいました。猫がいいなあ。にゃ〜。
ぜひご覧下さい。
今年も神楽坂のフラスコさんで、
「旧暦のある暮らし」展を開催しました。
白井明大の詩と當麻妙の写真による季節のポスター、
四季折々の雨の名前、歌こころカレンダー 二〇一五と、
もう一つの新作カレンダーなど展示しました。
みなさまどうもありがとうございます。
旧暦のある暮らし
2015/1/16金〜18日
12時〜19時(最終日は17時まで)
フラスコ
キャンドルナイト 1/17土 18時〜
お話と朗読/白井明大
灯/大與
1200円