『現代詩手帖』3月号 詩誌月評

2019.2.28

現代詩手帖 2019年3月号

『現代詩手帖』3月号で詩誌月評を担当しています。「みらいらん」「て、わたし」「空の広場」「極微」「十字路」「雛罌粟」「孔雀船」「Eumenides III」「ミて」を紹介しています。

今回、海外詩を翻訳・紹介する詩誌が目立って印象的で、数篇を引用しました。

震災から八年が経とうとしていますが、福島、宮城など東北の地を背景に持つ詩にしぜんと惹きつけられ、それらの詩についてふれています。

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同号の特集「これから読む辻征夫」では「私と辻征夫」というアンケートに小文を寄せています。矢野顕子好きとしては、やっぱりこれかなぁ、と。
これからゆっくり、いろんな詩人たちが語る辻征夫とその詩について読もうと思います。ああ、そうそう。この詩もいいなあ。なんて、にまにましながら。

『現代詩手帖』2019年3月号 目次

『現代詩手帖』2月号 詩誌月評

2019.1.26

現代詩手帖 2019年2月号

『現代詩手帖』2月号で詩誌月評を担当しています。

「Zéro」「二人」「左庭」「KANA」「万河・Banga」「漪」「てつき」「Down Beat」を紹介しています。

今号では「他者の痛みを知る術は」という題を月評に付しました。今回、一篇一篇の詩と出会っていったとき、広島、東北、沖縄、在日ということを書いた詩が多くあり、ああ、そうか、他者の痛みと向き合う詩、というものを自分は読んでいたのかと、そのような読みの軸にふれていたことに気づかされました。

◯◯◯に政治を持ち出すな、という言い方をしばしば見かけますが、多勢に無勢の状況があるとき、その問題に関与しないという選択じたいが多勢に加担することにつながる場合もありえます。

現代詩の分野において、けっして他者の痛みに無関心でいるわけではない、という詩の姿が誌面で公になることの意味もあるのではないかと思っています。

『現代詩手帖』2019年2月号 目次