夏









  泳いでいくと、
  いつのまにか海は
  足のつく浅さを越していて
  そうなって気づくのは
  水平線の遠さ
  空の大きな、それ故の近さ

  夏はまだ
  わたしたちを待って
  凪いでくれてるんでしょうか
  (はい)

  飛びます
  それが陽の明るさかも知れません