昔一つの国があった
その国では誰もが平等に生きられるのだ
と聞いた
だが本当にそんな国があるのか
確かめる矢先のことだった
明るい炎がどこかであがり
以来その国の話はほとんど聞かない
今一つの国がある
この国では誰もが自由に生きられるのだ
という
だが本当にそんな国なのか
確かめる矢先のこと
明るい炎が周囲にあがり
わたしは今まさに燃やされようとしている
明るい炎が目の前にあがり
初めてそこで全てが遅かったことに気づく
そうなのだろうか?
明るい炎が今まさにわたしを