雨のばか







  雨の中タクシーで帰る
  車から
  電話すると
  今日自転車なの
  ひどいんじゃない雨
  、て
  おかしいことに置いてあるはずの
  自転車が
  濡れてもいずなかった
  よく考えられない頭で
  階段をのぼっていって
  テーブルに用意された
  大皿のラップにかかってるのに
  迎えられ
  食事をした
  買ったんじゃないんだよ
  鳥のスープが透明で
  シャケのごはんだった
  さっきの大皿からよそっては
  よそっては
  骨付き鳥を一本一本
  忙しい 忙しい
  疲れた 疲れた
  連呼してるとなりで
  何か返ってくる言葉も
  まるでよく聞いていられない脳で
  話してると
  いつのまにかしかられたり
  それで黙りはじめて
  優しくされたり
  六時に寝て十一時には
  仕事に出てて夜十二時までで
  ずっと今週そんなんで
  、てグチを放っている
  のを
  どんなにみてるのか
  もうちょっとしたら
  土曜び日曜びだから
  花みに行こう
  行こう